補正の話。~胸の補正 その②~
「浴衣の補正講座」その①~胸の補正編~、いかがでしたか?
いつもしゃべっている内容なのですが、文章にするのってなかなか難しいですね・・・
ちゃんと伝わりましたでしょうか・・・
「早く続きが知りたい!」という嬉しいお声を頂いたので、
ズボラ店長、頑張っちゃいますよ
「浴衣の補正講座」その②です!
前回は、超簡単なタオルの補正をご紹介したのですが、
実はこの簡単補正、ちょっと難点がございます・・・
↓こうして折りたたんだ場合、
胸の上部の補正はできているのですが、
体型やタオルの厚さによっては、折りたたんだタオルの厚みが表にひびいてしまって、変なところに凹凸が出ちゃうことがあります。
そこで!この問題を解消する、どんな体型の人でも使えるタオル補正(上級)の作り方をご紹介します!
(分かりやすいように柄入りのタオルを使っていますが、
なるべく白の無地タオルを使うと浴衣から透けて見えなくて良いですよ!)
まず、タオルを横長に置き、
片方の端を三角に折ります。
折った三角の端を、半分くらい折り返します。
その状態のまま、タオルを裏返して、
反対の端も同じように折ります。
↑ひし形になるように。
両方の端を三角にしたら、右の端を持ってタオルを横半分に折ります。
↑こんな形になりましたか?
これを縦にして、折った三角の部分が崩れないように胸に当てます。
折り返して三重になったタオルの部分が、胸上のくぼみの部分にちょうど当たるので、しっかり補正ができるのと、
タオル補正の端が重ならず、浴衣を着たときにタオルの形がひびかないんです!
とは言え、タオルの両端って折り返して縫われているのでごついですよね。
なるべく肩山ではなく背中側にタオルをかけ、サージカルテープなどでしっかり留めてください。
下の方もウエスト位置で左右しっかり留めます。
胸の大きい人は、この時に後ろにしっかり引っ張って留めると、少しでも胸が押さえられるので効果がありますよ!
一人で着るときは、補正を作ったら先にサージカルテープを4箇所(三角に尖った先端とウエストの位置)付けておいてから胸に乗せるとスムーズにいきますよ!
↓こんな風に、胸を包み込むように補正します。
胸上のくぼみがなくなり、浴衣にシワが出来にくくなります。
上半身の汗をタオルが吸ってくれるので、
浴衣を脱いだら汗で浴衣がビッショリ・・・なんてこともありません!
畳み方を覚えるまでちょっと苦戦しそうですが、
これさえ覚えれば、浴衣の衿元が着崩れてくるのをかなり防げるので、ぜひチャレンジしてみて下さい!
次回は、腰の補正のお話。
浴衣シーズンが始まるまでにアップし・・・します
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コメント
ぽっちゃり型だと相撲のまわしみたいに見えそうですこの場合どうしたら良いでしょう?
投稿: 瞳 | 2011年6月16日 (木) 15時26分
瞳さま
コメントありがとうございます!
補正は、必要な部分にだけあれば良いですので、
浴衣を着られたときにシワにならなければ、無くてもOKですよ!
浴衣を着たときに、時間が経つとシワになってくるところがあれば、
その部分にだけ、タオルやガーゼ、さらしを入れて凹凸をなくして下さい!
“相撲のまわし”ですか!(笑)
このまま歩けばそう見えるかもしれませんね
投稿: 店長K | 2011年6月18日 (土) 18時23分